合同会社フロッグワークス パンフレット 表紙ページ 同じ目線で未来をカエル 視覚障害者のあらゆる課題をICTを軸に解決する 合同会社フロッグワークス 会社案内 2ページ目 ご挨拶「視覚障害者にこそICTの光を」 合同会社フロッグワークスは、『当事者』とその『支援者』の為の会社です。 当社代表岸本将志は先天性の視覚障害者であり、これまで多くの当事者にICT利活用サポートを提供してきました。自身の体験と経験から、ICTの力は就学や就労といった当事者の社会生活の課題を解決するだけでなく、当事者自身の生活や心を豊かにする力であると確信し、当社を起業しました。 当社の各種サービスは、地域福祉に貢献し、当事者が自らの力でICTを利活用し日常をよりよいものとする『自助』を高め、また、事業所や団体などがICTの力で当事者を支える活動をよりよいものとする『互助』を高めることを目的として取り組んで参ります。 代表者ごあいさつ 私が初めてICTと出会ったのは、辞書や教科書、黒板の文字が見えにくく困っていた中学生の時でした。学校の備品のPCに触れさせてもらい、授業でわからなかった所を検索する。それだけで私の世界は広がりました。また、大学生の時は、重度障害者のパソコン操作の補助というアルバイトを経験させてくれ、夢中で学んだプログラミングと福祉機器の知識は新卒就職を叶えてくれました。 日常生活の中でも、目的地や乗換の検索・ネット通販やオンラインバンキング・本やメールなどの文章の読み上げ・ビデオ通話など、ICTの活用により、視覚障害者の課題である『情報を得にくい』、『出かけるのが困難』を解決することができます。 私の人生はICTの発展と共によりよいものとなりました。『ICTの力』で私が得た希望や幸福を分かち合うため、一人一人の特性やライフスタイルに合わせたICT機器を紹介、またそれらを活用して楽しく、生きがいをもって生活する道筋も一緒に考え、当事者の日常や人生を彩るお手伝いができるよう邁進してまいります。 代表者プロフィール 岸本 将志(キシモト マサシ) 福祉情報技術コーディネーター(1級) 身体障害者手帳等級1種1級 福祉用具・ICT機器アドバイザー 略歴 ○1983年 兵庫県生まれ。生まれつき両眼に視力障害(弱視)と両上肢の機能障害をもつ ○2002年 関西学院大学社会学部社会福祉学科入学 ○2003年 身体障害者療護施設でパソコン操作補助に6年に渡り従事 ○2007年 大阪電気通信大学大学院医療福祉工学研究科(福祉情報工学専攻)入学 重度障害者向け意思伝達装置の研究に従事 ○2009年 医療機器メーカーのシステムエンジニアとして就職(一般採用) 自社開発医療機器のユーザインターフェース開発等を担当 ○2011年 独立開業 事業沿革 ○2011年 合同会社フロッグワークス設立 ○2014年 個人事業として障害者向けICTサポート事業をスタート 法人事業を休眠し、以後 個人事業として活動 ○2016年 社会福祉法人 兵庫県視覚障害者福祉協会の委嘱により、兵庫県の『視覚障害者情報提供等事業』に従事 ○2018年 『見え方紹介アプリ』等スマートフォン用アプリケーションの開発 NPO法人、団体向けのアクセシビリティに配慮したウェブサイトの制作を開始 ○2021年 合同会社フロッグワークスとして法人事業再開 受賞歴 ○2008年 『福祉機器学生アイデアコンテスト2008』入選 【大阪府主催】 ○2018年 『isee! Working Award 2018』METP賞(先進的な技術を活用した視覚障害者の就労事例賞)受賞 【公益社団法人 NEXT VISION主催】 3ページ目 ICT支援・講習講演事業のご紹介 視覚障害者・重度障害者向けICTサポート 『これがしたい』を叶えること。やり方は十人十色。ご相談ください。 社会福祉協議会、視覚障害者協会、福祉施設、各種団体の利用者様に向けたICTサポートをご提供します。 対面サポートだけでなく、電話、Webでのサポート、相談会や講習会等もお引き受けします。 一口に『視覚障害』といっても、『視力』や『スキル』、『知識』や『理解度』など、できること・できないことは人それぞれに違います。 当社では、これを『特性』と捉え、その人の持つ特性に合わせてサポートを行います。 ☆ご相談の例 ○パソコンでメールが打てるようになりたい ○スマートフォンでSNSや通話アプリを活用したい ○ホームページやブログで自分の想いを発信したい 学校でパソコンやタブレットを活用して学習したい ○就職の為にオフィスソフトを使いこなしたい 職場で使える実践的なICTのスキルアップがしたい ○視覚障害者向けパソコン教室(ICTスキルアップ講座)を開催したい ☆サポート実例 ○パソコンやスマホの初期設定(各種アカウントの作成・登録、アプリのダウンロード) ○パソコンやスマホを見え方に合わせた設定に調整 ○障害特性、やりたいこと、生活スタイルにフィットした機器・機種の提案 ○コンピュータウイルスの除去、迷惑メールの削除、ソフトウェアアップデート ○文書データや音声図書データのバックアップ ○ICT機器と日常生活用具の連携 ○その他ICT機器の操作にかかること全般 ICTスキルアップ講習ほか各種講演事業 スキルアップ講習(ZOOM・映像講習にも対応可能) ☆初心者向けパソコン・スマホ講座 ○パソコンの基本操作解説(電源オンオフ・画面の見方・ソフトの起動と終了、音声読み上げの内容) ○スマホの基本操作解説 (電源・画面ロック・マナーモードのオンオフ、ホーム画面の解説、アプリの起動、読み上げ) ☆中級者向け(就労・就学向け)パソコン講座 ○ビジネス文書作成、表計算ソフトを使った集計作業やフォーマット作成、プレゼン資料の作成 ○ビジネスメールの送受信とマナー、資格対策講座(パソコン検定など)、Web制作・プログラミング講座 ☆上級者向け(指導者向け)パソコン・スマホ講座 ○視覚障害者が遭遇するトラブルの対処法 / 初心者への指導法と入門の道筋 ○障害者を支援するアプリの紹介と導入の方法 / 視覚障害の特性と情報伝達方 障害者理解等研修・講演 当社代表岸本将志が『視覚障害と働き方』や『日常生活の中の視覚障害とICT』『気づかれにくい生きにくさ』など、自身の体験と経験から、今、求められている、『障害者理解』や『合理的配慮』等について講演します。 行政・企業・団体などの『講演会』や『内部研修』などにご活用ください。 また、講演内容について、障害者課題・人権課題に関する様々なメニューを用意しています。お気軽にご相談ください。 4ページ目 ICT機器・日常生活用具販売事業のご紹介 ICT機器販売 長年の当事者向けICTサポートで培ったノウハウから、簡単に使えるパソコンやICT機器をご提供します。また、ICT機器と同時に使用することで、日常生活や社会生活が豊かになる便利グッズを厳選してご紹介します。 当社の運営するネットショップ(通販)『かえるショップ』で全国どこでもご購入いただけます。 また、定期的に自社ウェブサイトやYouTubeチャンネルにて『ICT機器や便利な機器のご紹介』『Web相談会』等も開催し、お客様に『使える機器』の情報をお届けします。 日常生活用具販売 視覚障害者の生活を支える日常生活用具の中から、特にICT機器に親和性の高い物を中心としてご提供します。 ICT機器と組み合わせて使用することで今まで使用してきた用具もまた違った効果を期待できます。 ☆ICT機器と日常生活用具の組み合わせ(一例) ○パソコン+拡大読書機器  ○パソコン+点字ディスプレイ ○視覚障害者用ICレコーダー+骨伝導ヘッドフォン ○点字ディスプレイ+骨伝導ヘッドフォン ICT機器・日常生活用具に関するご相談 児童から高齢者までニーズは様々。単に機器を販売するだけでなく、皆様の生活の中でその機器がどう役に立つのか、どうすれば活用できるのかを一緒に考えながらご提案・ご提供します。 このようなお悩みはぜひ当社にご相談ください。

○授業で必要なプログラミングの学習がしたい ○仕事で必要な文書の作成がしたい ○インターネットで欲しい情報を取得したい ○自宅に居ながら買い物がしたい ○加齢と共に視力が変化したが、今までと同じ生活を送りたい 「こんなことがしてみたい」など、ご購入の目的や要望をご相談ください。 合同会社フロッグワークスでは、当事者それぞれの特性に応じた最適なICT機器と福祉用具の利用環境を提案・販売・サポートし、当事者の生活をよりよいものとするべく、使用方法の研究、サポート技術の開発に日々力を注いで参ります。 5ページ目 ソフトウェア・アプリケーション開発・販売事業ウェブサイト制作・改修事業のご紹介 ソフトウェア・アプリケーション開発・販売 当事者が使いやすく、安心して目的を達成できる『視覚障害者専用』のソフトウェア・アプリケーションを開発・販売します。 ☆制作実績 ○視覚障害者用CMS(ウェブサイト作成・管理ソフト)『KAKERU』(Windows/MacOS) ○Android/ios向けアプリケーション『見え方紹介アプリ』(日本弱視者ネットワーク名義) ウェブサイト制作・改修・診断 各種読み上げソフト対応、ウェブアクセシビリティに配慮した『大切な情報が当事者に伝わる』ウェブサイトを企画・制作。 また、既存のウェブサイトのウェブアクセシビリティ診断と改修のお手伝いもいたします。 ☆当事者制作だから「いいね!」ポイント ○企画段階から当事者のユーザビリティを最大に考慮 ○制作と同時に当事者による評価が可能 ○ウェブアクセシビリティに配慮し『伝わる』を重視 ○当事者によるウェブアクセシビリティ診断の実施 ☆制作実績 ○視覚障害者団体公式サイト:文字拡大や表示色の変更に対応した例 ○視覚障害者就労支援団体の情報発信サイト:デザイン性を重視しつつ、視覚障害者用閲覧ソフトにも対応した例 ○福祉法人・福祉施設向けサイト:『確実に伝わる』デザインを重視した例 6ページ目 「視覚障害専門」各種コンサルティングのご紹介と弊社連絡先と補足事項 社会と当事者の間にあるギャップを埋め、バリアを解消する為に 視覚障害に関する様々な課題の解決に向けて、ICTを軸に、当社独自の知識と経験から、助言・伴走を行います。 多種多様なニーズにお応えいたします。ご要望とあれば全国どこにでも駆けつけます。まずは、ご相談ください。 ☆企業・団体様向け ○NPO等団体活動や福祉施設での自立訓練、就労支援などで『事務』や『パソコンでの作業』を視覚障害者が実施する環境を構築したい。 ○視覚障害者が在宅で作業ができる環境を構築したい。 ○視覚障害者にICTのスキルアップができる機会を提供したい。 ○視覚障害者の就労環境を整えて自社の戦力にしたい。 ○ウェブ会議などを行う環境を整え、活動の制限をなくしたい。 ○自社製品が視覚障害者に易しい『ユニバーサルデザイン』か検討したい。 ○職場環境が視覚障害者に易しい『バリアフリー』か検証したい。 ○視覚障害者の雇用について相談したい。 ☆個人様向け ○開業をするのでパソコン作業を覚えたい。 ○一人暮らしをするのでICTを導入して暮らしやすくしたい。 ○学習、就労をより楽にする方法を知りたい。 ○自宅で仕事ができるようにしたい。 ○就業環境を改善したいが提案方法がわからない。 お問い合わせ先(弊社連絡先) 本社住所 〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中六丁目9番地 神戸ファッションマート8階 交通アクセス 『六甲ライナー』アイランドセンター駅 直結 TEL
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https://frog-pc.com/ 障害の表記について 当パンフレット及び当社では『障害』の表記を採用しております。『障がい』『障碍』等の表現があることは存じておりますが、合同会社フロッグワークスは、障害者とは、社会的障害、生活上の障害に向き合いチャレンジを続けていく者であると考えます。 『障害』とは、この社会に存在する物理的、心理的『バリア』のことであり、社会と当事者の『ギャップ』のことです。バリアを解消し、ギャップを埋めていかなければ、当事者の幸福はありえません。 障害の害は当事者個人が害なのではなく社会に存在する害なのです。社会の害から目を背けず、当事者のために当社は邁進します。